デジタル一眼レフに興味がある。始めてみたい。でもどれを選べばいいのかわからない。ニコンがいいのか、それともキャノンか。どっちがいいの?どう違うの?
よく聞かれる質問だ。そこで今回は、ニコンとキャノンの2社に絞り、各社が発売しているエントリーモデル、Nikon D3400とCanon EOS Kiss X80の2機種を徹底比較しよう。
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主な機能表
以下、各機種の主な機能を表にまとめてみたので、ぜひ参考にしてほしい。
Nikon D3400 | Canon EOS Kiss X80 | |
---|---|---|
レンズマウント | ニコン Fマウント | キャノン EFマウント |
センサーサイズ | APS-C CMOS 23.5mm x 15.6mm | APS-C CMOS 22.3mm x 14.9mm |
有効画素数 | 2416万画素 | 1800万画素 |
画像処理エンジン | EXPEED 4 | DIGIC 4+ |
ISO感度 | ISO100〜25600 | 標準 : ISO100〜6400 拡張 : ISO12800 |
連写撮影 | 5コマ/秒 | 3コマ/秒 |
オートフォーカス | 11点 | 9点 |
シャッタースピード | 1 / 4000〜30秒 | 1 / 4000〜30秒 |
液晶モニター | 3インチ 92万ドット | 3インチ 92万ドット |
動画撮影 | フルHD(1920 x 1080) | フルHD(1920 x 1080) |
ネットワーク | Bluetooth 4.1 | NFC / Wi-Fi |
サイズ/重量 | 124 x 98 x 75.5mm 395g | 129 x 101.3 x 77.6mm 440g |
いかがだろうか。数値だけをみると、ニコンに分があるようにみえる。しかし一概にこの数値だけが全てではないのが、カメラの難しいところ。数値的に大きな開きがあるように見えても、実際には体感するほどの差ではなかったりもする。
なのでこのクラスでどちらかを選ぶとするなら、デザインや実際に持った感じ、自分のフィーリングを一番の選択理由にするのが一番の方法だ。
レンズは資産
一度どちらかのメーカーを選ぶと、ずっとそのメーカーと付き合っていくことになる。レンズマウント(レンズとボディの接続マウント)は各社それぞれ違う仕様なので、レンズは同一メーカーのものしか使い回しができないからだ。例えばニコンのレンズはキャノンのカメラ本体には使えない。逆もまたしかり。カメラは本体を買い換えることはあっても、よっぽどのことがない限りレンズを「買い換える」ことはない。「買い増す」だけだ。カメラメーカーを乗り換えるとなると、それまでに集めたレンズも全て次のメーカーに合ったものに買い換えなければならない。なので、気に入ったレンズから選択する方法もある。
デザインも大きな要因
僕は父の影響でずっとニコンユーザーだが、デザインは最近のキャノンの方が好きだ。なので一時期真剣に乗り換えを検討したが、先に述べた通りレンズの問題もあり、結局乗り換えずにニコンを使い続けている。実際の映りはニコンの方が気に入っているし、自分に合っている。操作方法も新しく覚えることを考えると、今更乗り換えるのも気がひけるのも正直なところだ。
実際に触ってみよう
カメラ屋さんに行って、実際に触り比べるのが一番だ。グリップ感、ホールド感、ファインダーを覗いたときに見える世界。それらを実際に体験して、自分に合ったものを直感で選ぶのが一番いいように思える。それぞれにそれぞれの良い部分があるので、ぜひそれを経験した上で選んでほしいし、その方が後悔することもないだろう。家電量販店のアグレッシブな接客がどうしても合わない人は、別の方法をオススメしよう。僕はほしいものがあると、徹底的に画像検索する。画像を見まくるのだ。イメージを膨らまし、想像力をマックスにして、ほしいものを選ぶ。想像で足りない部分を、量販店でチラ見しに行くといった具合だ。これはオススメ。
おわりに
スマホにカメラが搭載され、その性能も年々猛烈な勢いで進化している。十分に綺麗な写真が簡単に撮れてしまう時代になった。しかし、一眼レフの画像には到底敵わないし、今後も敵うことはないだろう。スマホが一眼レフの大きさになったら話は別だが、そうなるともう電話やメールができなくなってしまう。なので、素敵な写真はやっぱり一眼レフで撮るのが一番良い。何よりも、ファインダーを覗いた世界、自分だけが覗き込んだ自分だけの世界を、ぜひ堪能してほしい。そしてそれを切り取る喜びを、ぜひとも体感してほしいと切に願う。カメラはいつだって楽しい。
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