万年筆の魅力にハマってすぐの頃、今はもうなくなってしまた万年筆専門店でお店の人と話していたときのこと。
「いつかはモンブランとか欲しいですね」って言うとお店の人は
「モンブランはペン先の調整でもメーカー対応になるので、新品で買っても中古で買っても一緒ですよ。だったら中古で良いのを見つける方がいいんじゃないかな」って。
確かに今になって思えば、お店で無料で開催されているペンクリニックではモンブランだけが対象外。
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このことについて悪い印象をもっているわけではない。むしろ一貫した製品のクオリティ管理は、さすが高級品だなぁと思う。
でもこれがものすごくお金がかかるとかかからないとか。いや、かかるんだ。
僕は実際にモンブランを所有していないのでサービスを受けたこともないので、ネットでのウワサを書き並べるのは遠慮しておくが、調べるとなかなか色々と出てくる。
なぜ万年筆の中古は敬遠されるのか
そもそも万年筆とは、使っていくうちにペン先がゆっくりと磨耗し、それが持ち手の味となり癖となる。なので人に貸しちゃいけないとかいわれるんだ。書き心地を体験する程度の試し書きは問題ないが、例えばペン立てに入れて誰でも使えるようにしたりするものではない。
これが万年筆が「自分だけの一本」に育てていく筆記具といわれる所以。
その過程でペン先に起こったちょっとしたトラブルや書きにくさ、ざらつきやひっかかりなどを調整してくれるのがペンクリニックだ。何て素敵なサービスなんだろう。
結局のところ、中古はアリかナシか
僕はアリだと思う。中古そのものに特に嫌悪感がなければ、中古で購入したりオークションで落札したりするのは全然アリな入手方法なんじゃないだろうか。
実際やっぱり新品を購入するのに比べて圧倒的に安い。もし自分に合わないペン先だったら近くの専門店で催されるペンクリニックに持っていけば、よっぽどのことがない限り生き返ってくれる。
まぁたまにハズレがあるのが中古の強い部分なのかもしれないけど、ちゃんとした専門店が取り扱っている中古ならまず問題ないだろうと思う。
特に有名な中古万年筆取扱店としてキングダムノートがある。ラインナップをみると、これがすごい。
高くて手が届かないような超高級万年筆の中古品がウジャウジャ。しかも圧倒的に安い。
モンブランのマイスターシュテュック146ルグランが2万円代とか、考えられない。欲しい。
しかもこのお店、中古で購入した商品の返品を受け付けてくれている。
実際に書いてみて、何か違うと感じれば返品に応じてくれるのだ。これは安心して購入出来る。
もしもどうしても手に入れたい高級万年筆があり、それがどうしても手が届かないような時には、中古で購入してペンクリニックに持ち込むという手段も選択肢に入れてはいかがだろう。
僕もマジで真剣に検討してみようっと。
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