【万年筆】パイロットの海外向けネーミングがカッコよすぎる

国内外問わず、絶大な人気を誇るパイロット万年筆。近年では、今まで万年筆に興味がなかった人たちに向けた「カクノ」が大ヒットし、誰もが知る万年筆メーカーの筆頭としてあげられることも多い。

前回紹介したセーラー万年筆の「サッポロ」のように、パイロットにもいくつかの海外向け商品名が存在する。それもなぜかとてつもなく中二心をくすぐるような名前なのだ。

今日はそんなやたらとかっこいい海外名を持つパイロット万年筆を紹介しよう。
Ads by Google



海外版パイロット万年筆

まず最初に挙げるのは、万年筆好きなら誰もが一度は観たことがあるであろう、「例のあの動画」に登場して話題になった「例のあの万年筆」からだ。

「例のあの動画」を観たことがない人のために載せておこう。

ちなみにこの動画でのペン先はカスタマイズされたものなので、同じモデルを買ってもここまでペン先がしなることはないが、それでもこのモデルの最大の魅力はそのペン先のしなやかさ。

 

Falcon (ファルコン)

海外で「Namiki Falcon」と呼ばれるこの万年筆の日本国内での名前は「パイロット エラボー」だ。

なんやエラボーて。

「ナミキ」とはパイロットコーポレーションの昔の名前で、かつては「並木製作所」という名だった。その名残で、海外ではつい最近まで「ナミキ」と呼ばれていた(実際に刻印も海外向けはNAMIKIだった)。今でも超高級の蒔絵シリーズにのみ「ナミキ」の名が使われている。


Vanishing Point (バニッシングポイント)

続いて紹介するのは、「バニッシングポイント」。これは国内では「キャップレス」として発売されているモデルだ。ノック式でペン先が出てくるキャップのない万年筆として超人気の商品。

「バニッシングポイント」とは消失点(複数の線が同一方向に向かい伸びて最終的に点になる部分)のこと。僕は最初バニッシングポイントという名前に惹かれ、国内での名前がキャップレスだと知って思いっきり躊躇した。


Stargazer (スターゲイザー)

こればっかりはホンマに、いや、スターゲイザーでええやんと思ってしまうが、国内では「ステラ90s」という名前で販売されている。見た目もかっこよくて大好きなのだが、国内仕様はご丁寧に「Stella 90s」と刻印されているのでいつか海外で手に入れることにしようと思う。ちなみに海外向けは刻印が「Pilot JAPAN」のみ。


Metropolitan (メトロポリタン)

これに関しては、おそらくWatermanが同名の製品を販売してる兼ね合いで、国内で商標が取れなかったのだと思うが、国内名はあの「コクーン」だ。海外で大人気のモデルだが、もちろん「メトロポリタン」と呼ばれ親しまれている。ちなみにカラー展開も国内と比較にならないほどある。ニブのデザインも違うので、もはや違う製品というレベルだが、でも中身は全くもってコクーンそのものだ。


日本名でも通じる

メーカーとしてはおそらく日本国内名で統一したいと考えているのか、徐々に海外でも日本名のほうの表記を見かけることも増えてきた。それでもまだまだ海外では「ファルコン」「バニッシングポイント」「スターゲイザー」「メトロポリタン」と呼ばれ愛されているので、なかなか浸透するのは時間がかかりそう。
Ads by Google



[dfads params=’groups=-1&limit=1&orderby=random’]

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください