DTMにおいて、モニタースピーカーほど大切で気を使うものはない。制作過程から仕上げのミックスまで、楽曲のあらゆるディティールを確認しつつ全体の鳴りをしっかりと把握するための大事な「出音」を左右するアイテムだからだ。
全体の予算の多くをこのモニタースピーカーに割く必要があると言っても過言ではないほど。
そこで今回はプライベート規模から商用規模までスタジオ定番モデルを中心に、しっかりとモニタースピーカーとして使えるアイテムをいくつか紹介しよう。
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FOSTEX NF01R
スタジオ定番でかなり多くのコンポーザーやプロデューサーが愛用していることで有名なNF-01Aの正当な後継機として3月下旬にRock oNで100ペア限定で発売されるモデル。十分な予算があるのなら、これを手に入れておけばまず間違いないのない最高のモニタースピーカーだ。
GENELEC 8020CPM
海外のクリエイターの多くが愛用しているのがこのGENELEC。8020は思っている以上に小型なスピーカーだが、その出音は想像を絶するほどのクオリティ。限られた制作環境スペースでも本物のサウンドモニタリングを実現できる。
ADAM A3X
主に海外のレコーディングスタジオで人気の高いADAMの最小モデルにあたるA3Xは、この価格では最高クラスのモニタースピーカーだ。ローからハイまでをしっかりとカバーする正確な音像は、他の同クラススピーカーを凌駕する。
YAMAHA HS5
伝説のモニタースピーカー「YAMAHA NS-10M」を彷彿させるデザインで、しかも格安なこのモデルは、素直でクセのない出音を再現できることで人気だ。DTMを始めるにあたっては、最初にこのモデルを導入しておけば、まず問題ないクオリティだろう。
おわりに
十分に予算があるのなら、間違いなくオススメはNF01Rだ。モニタースピーカーに必要なものが全て詰まったモデルだからだ。入門者じゃなくても手に入れるべきレベル。その次にオススメなのはADAMのA3X。これもモニタースピーカーとして十分以上のクオリティだ。
何はともあれ、とにかく良い音でモニターすることが大切だ。どんなに良い曲を作る腕があっても、安いモニターでは十分にそれを発揮することはできない。
しっかりと正確にモニターできる環境があって初めてできる十分なミックス作業。ただ音が聞こえるだけのスピーカーよりも、本当に良いモニタースピーカーを、ぜひ手に入れよう。
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