カヴェコのスポーツシリーズにハマってしまっているが、ようやく、というかやっと一息つけそうだ。
ゴールに出会ったからだ。
残念なことにこのモデルは今年の一月に廃盤となってしまって、インターネットでの入手はまず困難だろう。実際僕自身も徹底的に探してみたが見つからず、忘れかけた頃に神戸のナガサワ文具センターで偶然見つけたのだ。
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高級スポーツ
Kaweco Sport Luxe。
実物を手にしてみて、驚いた。樹脂の質が全然違う。圧倒的な高級感。ALスポーツとかわらない重量感、いや、下手するとALスポーツよりもズッシリしている。
ドイツの他の高級ブランドに並ぶほどのレベルだ。
真の復刻
現行のスポーツシリーズは現代風に復刻されたものだが、このLuxeだけは、かつてのオリジナルカヴェコに忠実なデザインに限りなく近い。本当の意味での復刻モデル。
他のモデルに比べてクリップが標準装備されていて、軸尻にゴールドのラインが入っている。
キャップの角も丸みがあり、これも他とはまったく違う質感を持っている。
残念な点
カートリッジ専用という点だけが、なんとも悲しい点だ。軸に十分な奥行きがないため、純正のピストンコンバーターが使えないのだ。
ということで、前回紹介したスクイーズコンバーターを使用することにした。
スクイーズコンバーターの使い方は、ペン先をインクに浸け、コンバーター全体を指先で何度か揉むようにするとインクが吸い上げられていく仕組みになっている。
思った以上に簡単。ちょっと変わったコンバーターに見えるが、昔はよく採用されていたタイプなので、こうした部分も含めてクラシカルな味わいと思えば楽しめる。
カヴェコは本当に素晴らしい万年筆
ほんの一ヶ月ちょっとでどんどん増えていったカヴェコのスポーツシリーズ。この万年筆は本当に素晴らしい。何が素晴らしいって、小さくてかわいいのはもちろんだしデザインもいい。好みによってクリップを着けたり、そのまま使ったり。安くて手頃な樹脂モデルはカラーバリエーションが豊富だし、アルミや真鍮などの金属独特の質感を楽しめるモデルまである。
しかし何よりも特筆すべきは、そのペン先。本当によくできている。スチールニブとは思えないほどのしなやかな書き味を楽しめる。
ずっと気にはなっていたが、実際に使ってみると一気に一番おすすめの万年筆のひとつになった。
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