国産万年筆で色々試してみてあらためて思うのは、カクノはよくできているなぁ、と。あの価格であれだけの書き味のものを作れるのは、さすがパイロット。もうワンランク上のプレラも良い。
カクノとコクーンはニブが共通だから、書き味的には同じものになってるね。それでもコクーンにはコクーンの良さがある。デザインやグリップ感で随分印象もかわってくるからね。
このあたりの価格帯はやっぱりパイロットの一人勝ち感があるかなぁ。
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でも逆に、高級万年筆の入門レベルである1万円クラスになると、セーラーやプラチナのほうがおもしろい。書きごたえが違ってくる。パイロットのカスタム74も素晴らしい万年筆だけど、どうしても物足りない感というか、優等生すぎるというか、悪く言うと特徴がない。
いや、実際良い万年筆なんだけどね。
でも、同じ価格帯の、例えばプラチナ万年筆の#3776センチュリーなんかは、軸の品質も良いし他よりも少し大ぶりな軸は持ちごたえがあるし、ニブも大きくて書いてて楽しい。大きいニブが筆圧でしなる感覚は、この価格では他では味わえないので、価格以上の存在感を堪能出来る。
そして、これは僕の個人的な意見かもしれないけど、やっぱりセーラーのプロムナードかプロフィットスタンダード、プロフェッショナルギアスリム(この3製品はニブが共通)が、書き味でいうならぶっ飛んで最高。ニブの完成度が頭一つ抜けてる感じ。紙とペン先が奏でるサリサリとした音も最高。
あとパイロットは「カスタム」って付いた名前の万年筆が多すぎて覚えられないのもあるかな(笑)。
パイロットのインクのIroshizukuを使わないのは、名前と色が一致しないから。
別に嫌いじゃないんだよ。パイロットの好きな万年筆もちゃんとあるから。また紹介するね。
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