もうすぐ春。最近は毎日暖かくなったり寒くなったり。でも少しずつ暖かい日が多くなってきた。ワクワクする。春休みが始まると、子供を連れて外へ遊びに行くことも増えるだろう。子供たちのあどけない仕草や日々成長していく姿を写真におさめるのは、これほど親冥利につきるものはない。
あ、僕は独身で子供はいないのでわからないが、多分そうだと思う。
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誰にでもすぐできる
今日は子供たちの写真を撮るときに使える、簡単なテクニックを紹介しよう。
テクニックと言っても、本当にちょっとしたこと。難しいカメラの設定なんかじゃない。誰にでもすぐにできて、カメラでもスマホでも大丈夫。それでいてただ単に撮るよりも、ぐっと写真の魅力が上がる。
「親の目線」を捨てる
カメラでもスマホでも、ただ構えてただ撮るだけでは、親の目線になってしまう。カメラのアングルが上から下を見下ろしたものになってしまうのだ。時にこれもまたひとつのテクニックとして使えることもある。子供がカメラに十分に近づき、かつカメラ目線の時などには「親目線」も素敵なアングルになる。
しかし毎回このアングルを使って離れた場所で遊びふける子供の姿を撮ると、なんだか寂しい写真になってしまいがちだ。一生懸命に遊ぶ子供を、ただ親が見下ろして眺めているだけの写真になる。
これではもったいない。せっかくの子供たちの溢れんばかりのエネルギーを残せない。
子供の写真は子供の目線で
立ったままでかまわないので、スマホやカメラを自分の胸より下あたりに構えて撮ってみよう。丁度子供たちと同じ目線の高さになる。子供の等身大のエネルギーを、等身大で撮ってあげる。いままでの俯瞰の写真とは比べ物にならないほどの躍動感がでるので、ぜひやってみてほしい。
思い切って見上げて撮る
子供の成長は、大人の想像をはるかに超える。毎分毎秒、成長している。そんな成長の瞬間を撮るには、思い切って子供を見上げるくらい下からのアングルで撮ってみることだ。子供の胸のあたりにカメラがくるくらいの高さから、しゃがんで下から撮ってみよう。いつもと違う、大人びて凛とした子供の写真が撮れる。
「愛情」を写そう
何年か前に、オリンパスの社員さんと話したときのこと。インスタグラムの話題になった。彼の同僚は出勤の途中で撮った写真をインスタグラムに上げているらしいのだが、それがなんともセンスのある写真なのだとか。自分は家族や子供の写真を撮ってアップしているだけだが、それでもいいねやフォローをしてもらえて嬉しいと言いながら、いくつか写真を見せてくれた。僕はそれを見ながらこう答えた。
センスのことについて詳しくはわからないが、あなたの写真には「親の愛情」が写っていますね、と。
彼はひどく感銘を受けた様子で、何度もありがとうございますと言っていたが、僕は本当にそう感じたのだ。それが一番重要で、大切なものだと思うから。
子供の頃、家中に飾ってあった僕や兄弟の写真。そこにも紛れもない父の愛情が写っていた。
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