ONICHIE.COM セーラー, パイロット, プラチナ 【万年筆】国産金ニブエントリーモデル比較

【万年筆】国産金ニブエントリーモデル比較

ドイツ、イタリア、フランス、イタリア、アメリカなど、世界中にはとても高価な万年筆ブランドがたくさんある。もちろんそのほとんどが金ニブ万年筆で、万年筆はどんどん高級嗜好品として敷居が高くなってしまっている。

そんな中で唯一日本産万年筆メーカーだけは、世界中のブランドに引けを取らないどころか、凌駕するほどの金ニブ万年筆を、誰もが手にすることができる価格て提供し続けている。




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日本の産業の力

そもそも日本の産業の努力というのは、「一部の人のためだけの高級品を、誰もが手にすることができる価格で提供する」ところにあるのではないのではないかと思う。万年筆にしても、カメラにしても、家電にしてもそうだ。日本の産業は、良いものを安く、誰もが手に入れられる価格で作るということで発展してきたと言っても過言ではない。

しかし近年の、もうすでに十分に誰もが手に入れてしまった時代に、昔のような創業理念のままで発展を続けるのは難しく、今日の日本の産業の苦しみにつながっているのではないかと思う。

 

エントリーモデルにして、最高傑作

話を戻そう。国産万年筆メーカーは、実はいくつも存在する。中には高級な万年筆を専門に作っているメーカーもあるが、万年筆メーカー大手3社、「セーラー万年筆」「パイロット」「プラチナ万年筆」は、手頃な価格でとてつもないクオリティの万年筆を作るとして世界でも非常に人気が高い。

特に各社の金ニブエントリーモデルは、エントリーモデルにして最高傑作とも言えるほど、一生ものの万年筆として長く付き合っていけるほどの仕上がりになっているのだ。

今回は各社の金ニブエントリーモデル万年筆を紹介するとともに、それぞれの書き味やキャラクターの違いなどから、お気に入りの一本を選ぶ参考になればと思い記事にしてみた。

 

定価10,000円の至福

金ニブの万年筆としては破格の値段だ。この価格で14kニブの万年筆を発売しているのは、唯一日本のメーカーだけにできる企業努力の賜物だと思う。

各社それぞれの定価10,000円のモデルを紹介していこう。なお、今回は標準的なペン先の「M(中字)」に限定して書いている。

 

パイロット – カスタム74

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3社の中で最も個体差のばらつきが少なく、品質が安定している。全体的にオーソドックスすぎるのもあり、金ニブ独特のペン先のしなやかさも3本の中で中間くらいの柔らかさ。悪く言えば個性の無さもあるかもしれないが、万年筆初心者から愛好家まで楽しめる上、筆圧によって線の強弱をつけやすいので美しい文字が書ける1本。

全長143mm

最大径14.7mm

ペン先14k

 

プラチナ万年筆 – #3776 センチュリー

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3本の中で最も大きなペン先は非常に柔らかく、よくしなる。万年筆に不慣れな人には最初は戸惑うかもしれないほどの書き味だが、慣れるとこれほど強弱のつけやすい万年筆はない。まるで毛筆のような文字をすらすらと書けるようになると、もう手放せなくなる。

製品名にもなっている「#3776」は、日本最高峰の富士山の標高で、ペン先にはこの「3776」と富士山をデザインした刻印がされている。

全長139mm

最大径15.4mm

ペン先14k

 

セーラー万年筆 – プロムナード

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ペン先のしなりは3本中もっとも硬く、しっかりとしている感じがするが、硬すぎるということではない。十分に筆圧に反応してくれるので、万年筆初心者や筆圧の強い人にオススメ。インクフローがとてもよく、万年筆特有の紙とペン先が擦れ合う「サリサリ感」が存分にたのしめる1本。

ニブに刻印されているのは「セーラー」のロゴの碇マークと、創業年である「1911」という数字。個人的にはセーラーのニブの刻印が一番好きだ。

全長136.7mm

最大径17.4mm

ペン先14k(24kメッキ)

 

オススメの1本はこれ

各社ともに個性があり、それぞれにそれぞれの良さがある。どれを買ったら失敗する、というようなことは絶対にないと言い切れるほど、国産万年筆の品質はどれも本当に素晴らしい。

しかしこの中であえて1本だけオススメするとすれば、セーラー万年筆プロムナードだろう。僕自身がセーラー万年筆を愛用しているのもあるが、こと「中字」に限定すれば、3社の中では頭一つ分抜きんで出ているという印象だからだ。

 

おわりに

書き味、デザイン、ブランド名。何を基準にしても、どれを選んでも、このクラスの万年筆を買って後悔することはない。むしろ逆で、どんどん万年筆の世界に入り込んでいくだろう。そうなってほしい。

こと書くだけなら、ボールペンは便利だ。でも、ぜひ万年筆で書いてみてほしい。紙とペンと自分が一体となって、心のこもった言葉を書き記す喜びを、できるだけ多くの人にぜひ味わってほしい。

そして大好きなものを薦めるのは、本当に楽しい。




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